毎年、仮装を楽しむ人たちの様子がニュースに取り上げられるほど、日本でも一般的になってきたハロウィン。しかし本来のハロウィンは日本で行われているものとは違い、秋の収穫を祝うために行われるお祭りのことなのです。ケルト民族が始めたと言われているハロウィンですが、ケルト民族にとってこの日は1年の終わりであり、夏と冬の境目とされています。この火は先祖の霊が家族を訪ね歩いたり、一緒になって悪い霊や魔女もこの世に現れたりすると信じられていました。そこで人間は悪い霊や魔女に襲われないよう、仮面などを使い、悪い霊や魔女に変装していました。
ハロウィンに仮装をする風習は、ここから生まれ、近年は日本をはじめとしたハロウィンの文化がない国でも、仮装やパーティーのみが取り入れられ、楽しまれています。もともとはイギリスやアイルランドなどで行われていたハロウィンですが、19世紀にアメリカに渡った人たちがハロウィンを続けたことから、アメリカ全土に広がりました。現在ではイギリスよりも、アメリカやカナダの方が昔ながらのハロウィンを体験することができ、アメリカやカナダに住む人にとっては、子どもの頃に仮装をし、街の家々を回ったことが、大切な思い出になる程の大きなお祭りになっています。

「トリック・オア・トリート」という言葉を聞いたことはありますか？これは、「いいものをくれないと、いたずらしちゃうぞ」と言う意味で、ハロウィンに仮装をした子供達が近所の家々を周っては口にする、おきまりのセリフです。
現在では子供達が行うことが多いため「お菓子をくれないと、いたずらしちゃうぞ」という風に訳されていることが多いですね。このように、ハロウィンには、1軒1軒の家を回る、お菓子をもらう習慣があります。ほとんどの場合は、お菓子をあげるのですが、もし断ると、卵を投げつけたりするいたずらをされてしまうので、気をつけてください。
他には、かぼちゃをくりぬいて、ジャック・オー・ランタンというランプを作る風習があります。中に立てたロウソクに火を灯すことで、魔除けの力を持ち、善良な霊を呼び寄せることができると言われています。しかし、これはアメリカでかぼちゃがたくさん採れることから、かぼちゃが使われるようになりましたが、起源であるケルトではカブでジャック・オー・ランタンが作られます。
日本ではお祭り騒ぎのハロウィンですが、本場のハロウィンパーティーでは、怖い話の本を読んだり、DVDを見たりもします。また、水に浮かべたりんごを、手を使わず口だけで取るゲームも古くから楽しまれています。

夏が終わると、さまざまなお店でハロウィンのグッズが販売され始めます。小さなジャック・オー・ランタンを飾るだけでも、ハロウィンの雰囲気を味わうことができますね。しかし、ハロウィンのグッズはジャック・オー・ランタンだけではありません。ネットショップをチェックしてみると、ハロウィンの装飾グッズはもちろんコスプレグッズ、スイーツなど、店舗では置ききれないほどの種類のものが販売されています。コスプレ衣装はなるべく人とかぶりたくない、パーティーでは、オリジナリティー溢れるハロウィンの装飾をして、みんなを驚かせたいなんて人には、特にオススメです。
商品の数はもちろん、いくつもの店舗を回らず、電車の移動時やバスタイムなど、隙間の時間を使って商品を探すことができるのも、ネットショップでハロウィンのグッズを購入する魅力と言えます。パーティーのお土産や、子供の集まりなどでお菓子を配る場合には、人数が多ければ多いほど、同じものを揃えるのが大変になります。しかし、ネットショップであれば大量購入できたり、業務用で安く買えたりするところを探しやすかったりと、ハロウィンのグッズを数揃えなければならないときにも、とても便利に使うことができます。

ハロウィンの通販ショップをみると、ありとあらゆる装飾用グッズが販売されています。でも、もっとハロウィンの装飾にこだわりたいなら、DIYするのも1つの方法です。黒い画用紙だけでも、黒猫やコウモリの形に切り抜くだけでハロウィンらしい装飾を作ることができます。反対にモチーフだけはハロウィンらしいものを選び、定番のハロウィンカラー、黒とオレンジをあえて使わず、ピンクや黄色などで装飾を作れば、ポップでガーリーなハロウィンを演出することができます。
また、ハロウィンが近づくと、ジャック・オー・ランタンも販売されますが、手作りをすることもできるんです。オレンジのかぼちゃは、花屋さんやスーパーなどでも購入することができますし、ネットならかなり大きなものを探すこともできます。顔の形など、どうやって作ればいいのか分からないという人には、手作りキットも発売されているので、そこから初めてステップアップさせ、好きなキャラクターの顔で、ジャック・オー・ランタンを作ってみると言うのも良いでしょう。
もっと簡単に、でも印象的な装飾をしたいという方は、手芸などに使う目玉シールを使ってみましょう。グラスやスプーン、窓やスリッパ、好きなものに貼るだけで、ハロウィンに現れるモンスターの出来上がりです。